鉄人集録記

北上線での復活記
その3

1)2007年7月1日の本運転集録:
D51498が2007年7月1日に開幕する北東北DCの開幕イベント列車としてSL北東北DC号と称して運転された。
本運転初日の走行ぶりの集録を行った。

北上線での復活記 その3


私にとって二度目の北上線探訪紀行で、2004年10月11日の集録紀行でのロケハンを勘案しての集録紀行でした。

今回のD51運行は、2007年7月1日開幕の北東北DCでの開幕イベント列車としてSL北東北DC号の運行であった。




2007年7月1日:北上線SL北東北DC号本運転集録紀行
1)第一集録地:北上市横川目地区(第五和賀川鉄橋)
  
早朝午前3時頃に錦秋湖の道の駅に到着して明るくなるのを待ちロケハンを開始し、結果的にこの場所にて集録を行った。
この年の冬の積雪量が暖冬のための少雪だったためなのか、梅雨の最中の割に錦秋湖の水位が少ないことに驚いた。
錦秋湖の湖らしい風景を絡める必要性から国道脇の此の場所にて撮る事にして、列車登場までの約三時間の車中待機を行って集録に臨んだ。
SL列車は錦秋湖の周囲の山々に汽笛を響かせながら登場し、鉄橋手前で一旦停車した後にユックリとした足取りで錦秋湖鉄橋を渡って行った。(列車登場:Am.10:07)
撮影者のためなのか、再スタートして黒煙を吐きながら鉄橋を渡る光景を演出してくれた事には感謝の念を抱きつつ、満足の行く集録が行えた。

2)第二集録地:湯田町ゆだ高原地区(野々宿)
  
第五和賀川鉄橋での集録後に湯田町ゆだ高原地区の野々宿にて、ゆだ高原での良煙走行を期待して集録する事にした。
既に多くの撮影者が集まり、予定の場所での集録は出来なかったものの、奥羽山脈のサミットに向かう最後の驀進ぶりを満足行く集録が出来た。
北上線の奥羽山脈越えは、想像していた険しい峠越えではなく、丘陵地帯を走る様な光景にかんじた。(列車登場:Am.10:52)

3)第三集録地:山内村小松川地区
  
野々宿での集録後に返しの上り列車集録は爆煙を期待して、山内村小松川地区で撮ることにした。
相野々駅から長い上り勾配を登り続けてきたSL列車が小松川駅手前のSカーブでは爆煙で登場してきた。
さらに此処から黒沢川に沿って奥羽山脈越えの為に、ゆだ高原まで長い急勾配を登りつめて行くことになる。(列車登場:Pm.13:54)

4)第四集録地:北上市和賀仙人地区(岩沢トンネル)
  
今回最後の集録地として、和賀仙人地区の岩沢トンネル上部からの集録を行った。
和賀仙人駅発車後の岩沢トンネル突入前の良煙を期待しての集録で有ったが、残念ながら薄煙走行であった。

7月2日のSL北東北DC号本運転集録には、更に北上線らしい光景を撮ることを目標にして帰路に着く事にした。