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北上線での復活記
その1
1)2004年10月11日の初集録:
D51498が2004年10月9〜11日に北上線でSL錦秋湖号として運転された。
折しも、台風が本州に到来していて、10月9・10日は雨の中で運転され、私は台風一過の時を待ち10月11日に初めての北上線の集録を行った。
北上線での復活記 その1
私にとって、初めての北上線探訪の紀行でした。撮影場所も判らず、国土地理院の地図により目星をつけての撮影場所の探索結果でした。
当初は10月9日〜11日に集録を行う予定でしたが、台風が来ていて9〜10日の集録は断念したのでした。
2004年10月11日:北上線SL錦秋湖号本運転集録紀行
1)第一集録地:湯田町和賀錦秋湖地区
早朝午前4時頃に錦秋湖の道の駅に到着して、明るくなるのを待ちロケハンを開始した。
ゆだ高原までロケハンをした結果、錦秋湖鉄橋撮影地の定番ポイントには既に多数の撮影者が集まっていたので、錦秋湖内に此の場所を見つけて撮影地とした。
錦秋湖の水位が下がって時が経っていたのか湖底の高台は乾燥状態であったので、容易に此の場所にアクセスでき、列車登場まで車中待機を行って集録に臨んだ。
SL列車は錦秋湖の周囲の山々に汽笛を響かせながら、ゆっくりとした足取りで錦秋湖鉄橋を渡って行った。
2)第二集録地:湯田町小繋沢地区(小繋沢踏切)
錦秋湖鉄橋での集録後に湯田町小繋沢地区の小繋沢踏切にて、ほっと湯田駅出発後の良煙走行を期待して集録する事にした。
既に多くの撮影者が集まり大賑わい状態で、当初予定の撮影場所ではなかったが好みの場所を確保して集録に臨んだ。
ほっと湯田駅発車の汽笛が聞こえた後にトンネル越しに良煙走行ぶりが見られ、トンネルを貫けると大爆煙状態になり、長い上り勾配を驀進してきた。
予想以上の大爆煙状態で、背景の景色を吐煙で隠し去ってしまった。
3)第三集録地:山内村黒沢地区(田代沢)
小繋沢での集録後に返しの上り列車集録は爆煙を期待して、山内村黒沢地区で撮ることにした。
黒沢駅での小中止後に最後の上り勾配を登る為に爆煙発車になると確信しての集録であった。
此処の田代沢では、傾きかけた秋の陽光により若干の逆行撮影となったが、爆煙ぶりが感じられて満足できる集録ができた。
4)第四集録地:湯田町川尻地区地区(川尻鉄橋)
今回最後の集録地として、湯田町川尻地区の川尻鉄橋で集録を行った。
ほっと湯田駅で列車交換の為に休息をとったSL列車は、錦秋湖畔に沿って白煙を上げて登場して川尻鉄橋を快走していった。
この川尻鉄橋周辺にも多くの撮影者が集まり、私は錦秋湖の湖底付近の水際から集録することにした。
台風の到来で集録を見合わせた10月9〜10日にも雨の中で予定とおりに運転が行われたようで、多くの撮影者は雨天撮影を敢行していた様であった。
私としては初めて訪れた北上線での集録で、今後の集録機会の為に一通りのロケハンを兼ねた集録紀行であった。