鉄人集録記

釜石線での復活記
その1

1)1990年7月28日の集録:
D51498が復活後に、1990年7月27〜29日の期間にSLロマン銀河鉄道号として、初めて釜石線全線を走破した。

2)1991年8月3日の集録:
1991年8月2〜4日に再び釜石線全線を前年同様にSLロマン銀河鉄道号として走破した。

以後1992年7月30日〜8月2日にも釜石線でSLロマン銀河鉄道号として復活運転が行われた。

釜石線での復活記 その1


1967年に国鉄無煙化計画により釜石線から姿を消した鉄人が、1988年に奇跡的な復活を遂げたD51498機関車により

1989年7月28〜30日に初めて釜石線の花巻〜遠野間で、SL D51498号として復活運転された。

1990年7月27〜29日にはSLロマン銀河鉄道号として、花巻〜釜石間で運転された。




1990年7月28日:釜石線SLロマン銀河鉄道号本運転集録紀行
1)第一集録地:遠野市足ヶ瀬地区(足ヶ瀬駅)
 
此の時の集録紀行は、釜石線の仙人峠に向かう鉄人の驀進ぶりを集録することから行った。
凄まじい大爆煙で足ヶ瀬駅に向かって驀進してきた光景は、国鉄時代の室蘭本線で目にした長大石炭列車を牽引するD51機関車を思い起こさせた。

2)第二集録地:釜石市陸中大橋地区(陸中大橋駅)
    
釜石から甲子川に沿って苦闘してきた鉄人D51498は、陸中大橋駅で小休止して仙人峠越えにそなえる。
此処でDL2機が鉄人の前に連結されて、全長1280mのループ式トンネルである第二大橋トンネルに突入して行く。
ループ式トンネルで高度を稼ぎ鬼ヶ沢鉄橋渡り、上有住駅まで仙人峠のトンネル群を貫けて行く。
陸中大橋駅から鬼ヶ沢鉄橋を渡って行くSL列車の光景は、銀河鉄道が天空に飛び立っていく光景のように感じた。




1991年8月3日:釜石線SLロマン銀河鉄道号本運転集録紀行

1)第一集録地:住田町上有住地区(上有住駅)
    
  
此の時は子供の夏休みであったので、上有住駅でのSL列車の発着光景を集録した後に、駅の傍にある鍾乳洞「滝観洞」の見学を行った。
この滝観洞内には地中の滝が見られる鍾乳洞で、横溝正史原作の映画「八墓村」のロケが行われた事が有るそうである。
此処の上有住駅では、上り急行列車「陸中号」と列車交換が行われた。