鉄人集録記


上越線集録記 その3

2010年5月1日から5日まで上越線高崎駅と水上駅間で、SLみなかみ号が運転された。
今回運転されたD51498機には、後藤工場型門デフが標準デフに代わり取り付けられ、更に集煙装置が取り付けられる特別装備仕様と成った。
そこで初めて上越線へ集録に行くことにした。

5月1日は諏訪峡で下り列車を集録して、上り列車は上牧・八木原の二か所で集録した。
5月1日の夜は月夜野の道の駅で車中泊を行い、
5月2日の集録予定を検討した結果、棚下地区に腰を落ち着かせて撮る事にした。
下り列車を第三利根川鉄橋俯瞰地点で撮影後に、
上り列車を第二利根川鉄橋俯瞰地点で集録して、
5月2日の集録活動を終えて、渋川の道の駅に隣接する日帰り温泉に入浴して疲れを癒した。
5月3日の集録を再び諏訪峡で行う予定で、月夜野の道の駅にて、夜を明かすことにした。

上越線集録記 その3




2010年5月3日:JR上越線SLみなかみ号初集録

★ 各画像をクリックすると、拡大画像になります

1)集録地:みなかみ町小日向地区(上牧駅〜水上駅間)


早朝3時30分頃に目覚め、寝台特急あけぼの号を見るために後閑駅に行く事にした。
人影のない静閑とした後閑駅ホームを、午前4時27分に暗闇の中から現れた寝台特急あけぼの号は通過して行った。
その後に付近のコンビニで朝食を調達して、諏訪峡に向かうことにした。

  

  

午前9時ころまで車内で仮眠して、朝食をとった後に、五月晴れに恵まれた諏訪峡散策をして周囲の景観を眺めて過ごした。
坂東太郎の異名を持つ関東地方の大河である利根川も、諏訪峡では狭き急流峡谷であり、ラフティングを楽しむ人々の歓声が響き渡っていた。

 

  

5月1日同様に春光を浴びて黒煙を棚引かせて、D51498特別仕様車は多くのギャラリーが見守るなかで力走してきた。(列車登場:Pm.12:00)
此処での集録を終えて、帰路に付く前に水上駅にてD51498特別仕様車を間近で観察することにした。

  

今まで見慣れたD51498機とは全くの別人の様相で、特に後藤型門デフ大きさと集煙装置の装備は兜の様に思えて勇壮さを強く感じた。
できうる事であれば、今年一年の運行では重装備を纏ったままで走り続けてもらいたいものだと思いつつ、帰路に付いた。